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おゲージツ地雷(ごリッパな芸術家気取りがイチバン嫌だ。) [たまには真面目に語ってみる(コラム)]

最近、私が撮った画像をmixiアルバムやgooブログへあげるようにしている。

もちろん自分の撮った画像が巧いから載せているわけでもなく、なんとなく批評が欲しいという気持ちと、撮った画像を客体化して見たいという感覚でupしている。それでもほめられたりするとやっぱり嬉しい。うまいですね、といわれるよりも、雰囲気がある(まあ下手をほめるとしたらこれしかないわな)あるいはこのとき撮った感情が分かるというような指摘をされたほうが非常に面映い気持ちになる。なにかを伝えることに成功しているわけだから。

だが、まれに評論家気取りであれこれいってくる輩もいる。実に無粋だ。頼んでもいないのにいう人間に限ってどうでもいい批評をよこしてくる。なんの参考にもならない上に、感情が沈殿していきやがてやる気すら奪う。まさに地雷である。webで発表する以上宿命とはいえ、やりきれない気持ちになる。

今回そんな地雷を踏んでしまったのは、私が好きでよく見に行く人だった。彼の絵につけたそいつのコメントを読めば読むほどその小賢しさにまったく腹がたつ。根本敬先生ではないが「お前は黙ってろ」といいたい。上からものをいう、高い見から見下したコメントを書いたご本人がどれほど「オゲージツ」なのかその絵を見に行ったが、これがまた実にアレで、よく言えば「きれいですね」悪く言えば「ラブホの飾り絵みたいな」、つまり絵葉書にはぴったりというところかなと。

まあそれでもねえ、私のような美術好きとはとてもいえない人間(だって好きな画家はフラゴナールだし)だからそんな感想を抱くのかも、だってゲイダイ卒って書いてあるしぃ~とハニーコミヤマに意見を求めてみた。彼は美系大デザイン科卒なので不見識はお前だ、あの絵の素晴らしさがわからんのかぐらいのことは言われるかなと思ったが、その意見は私と同様というかもっとアレで、あーゲイダイって感じだねえと切り捨ててしまった。この人もさあ、結局その絵が売れてたらそんな批評なんかしないと思うよ、この人の絵みてると技術だよね、だからなに?って思う種類の絵、として更に続けた。

「つまりさこういうのは、“恋人達の甘い囁きを、国語教育の立場から添削する”ようなものだと思う。 なにも恋人達は教育者のために言葉を紡ぎ出すのではないわけで、そこに敢えてしゃしゃり出てくるのならば“無粋”の謗りを免れないよね。言葉も絵も、一度制作者の手を離れた作品は様々な評価に曝される。でもそれが“誰に対して”“どんな場で”発表されたものかを予め理解しないと、正しい評価にはならんと思う。 」ま、なんだね、とちょっと笑って彼はいう。

「『プロの立場から言わせてもらうと…』なんて意見は往々にしてお呼びじゃないもんです」

私も以前ある人に小説を見せて「お友達の瑠璃子ちゃんが一生懸命書いたと思うと頑張ったねえといいたい」とものすごい批評をされたことがあるが、それでもやっぱり書くことが好きでこうして続けている。こういうのはもう好きだったら続けるべきであるとしかいいようのない話なんだろうな。だから「おゲージツ地雷」にヤラレてもめげずに長い年月じっくりと続けて欲しいと、件の被害者には思う。すぐに復活しなくてもいいからさ。なにしろ、私はあなたの絵がとても好きなのだから。


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