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久しぶりにCream [音楽レビュー]

中学のとき生まれて初めて聞いた洋楽がストーンズ。以来60~70年代のロックンロールばかり聴いていた時期がある。洋楽ばかりというわけでもなく、グループサウンズやらもおさえていたから雑食もいいところ。引越しのとき、そういったアルバムの大部分をなくしてしまい、以後なんとなく聞かなくなってしまった。

そんなゴタゴタを生き抜いた数少ないアルバムの中に「クリームの素晴らしき世界」があるのだが、先日、ふと思い立って取り出してみたところ、なぜか、二枚組のうちもっとも聞きたかった曲をおさめたCDがビーチボーイズにすりかわっていたという摩訶不思議な現象に見舞われていたので、デジタルリマスター版を買ってみる。お目当てはもちろんジンジャー・ベイカー、マイハニー。

以前、クリームで誰が一番好きかと尋ねられ、ジンジャー・ベイカーと即答して笑われたことがあるが、どうも私のような音楽センスのかけらもない人間にはクラプトンの偉大さがイマイチ理解できない。ジンジャー・ベイカーは高校のときこの「クリームの素晴らしき世界」の「Toad」で心臓を射抜かれてからずっと好きだ。だから「素晴らしき世界」でも聞きたいのは実はこの「Toad」だけだったりする。(ホワイトルームもいい曲だとは思うんですがね)

ジンジャー・ベイカーのドラムソロを本当に何年かぶりに聞いたのだが、やはり血が沸騰するというか、原初的な快感を引きずり出される感じがしてたまらない。先月の横浜ジャズフェスティバルで森山威男を聞いたときも思ったけど、やっぱりドラムですよドラム。自分がおそらく最もできないであろう楽器なだけに(反射神経が恐ろしく悪いもので)全身の毛を逆立てられるほどの演奏に巡り合うと、それだけで至高の快楽を味わえる。だからiPodで聞くときはなるべく爆音にして耳の中をかき回すようにしている。

そうこうしているうちに、きちんと森山威男を聞いてみたくなり「キアズマ」を購入。どんな爆裂具合か家に帰るのが楽しみである。ワクテカ。

 

クリームの素晴らしき世界

クリームの素晴らしき世界

  • アーティスト: クリーム
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: CD

キアズマ

キアズマ

  • アーティスト: 山下洋輔トリオ, 山下洋輔, 坂田明, 森山威男
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1998/03/18
  • メディア: CD

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コメント 2

コトロ

初めまして。
ここ十数年は邦楽ばかり聴いています。洋楽は言葉が分からずにBGMのようにすり抜けていってしまう感じが何となく嫌で…U2とかジャミロクワイくらいしか聴いてないです。そんな中クリームだけは繰り返して聴いていますね。私のお目当てはジャックブルースです。なので一番のお気に入りの曲は"クロスロード"です王道で申し訳ないですが。前にちょっとギターをやっていた時は"クロスロード"のギターソロにチャレンジしてそこそこ出来たのですがベースに転向してからは"クロスロード"のベースを最終目標にして練習してますがなかなか思ったようには行かないモノです。
by コトロ (2006-11-23 02:45) 

瑠璃子

コトロさま
はじめまして。ようこそお越しくださいました。
おお!ジャックブルースですか!私の周りでも結構好きな人が多いんですよジャックブルース。なるほど。クロスロードもいい曲だと思いますよ。私。
うーん楽器できるっていいなと思いました。私は全くできないので、うらやましいです。ベース、うまくいくといいな。コピーって奥が深いですね…。
またいらしてください。お待ちしてます。
nice!ありがとうございます〜
by 瑠璃子 (2006-11-23 21:35) 

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