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木村拓哉の悲劇 [たまには真面目に語ってみる(コラム)]

現在、スターシステムが生かされる唯一の人物がキムタクであると思う。スターシステムの場合、単に「その人」を見に行くだけなので、映画の作りについてはあまりうるさいことを言うのは野暮というものだが(ギターを持った渡り鳥をみよ!)、それにしても放映中のドラマ「CHANGE」はあまりにもいい加減すぎないか?脚本のことだけれども。

同じようにド素人が国政の場へ挑戦するというネタではあの「スミス都へ行く」をまず真っ先に連想するが、確かに(あの傑作と比べるのは本当に本当に失礼だと百も承知の上で書くが)夢物語度合いでは似たようなものかもしれない。だが、決定的に違うのが描いている本人が「夢物語を夢物語と自覚した上で、それでもそれを理想と信じ、その理想がいつの日か実現することを願っている、少なくともその良心を信じている」かいないか、だろう。あまりにも「CHANGE」は国会議員というか国政を舐めすぎ。作者本人が信じていないし小馬鹿にしているものをなぜ視聴者が信じられるのだろうか。

こうなってくると悲惨なのが木村拓哉で、この脚本のいい加減さがモロ本人へと還元されてしまう。スターシステムのリスクといえばリスクなんだが、こんな脚本で目玉企画とか言われて責任取れといわれてもなあ。ひたすらキムタクが可哀想だ。
どこかから降りた感がするのでファンの人は嫌だろうが門外漢からすればあれだけ殺陣ができるんだから、時代劇をやればいいのにな、と思う。昔の「腕におぼえあり」みたいな感じでやってほしいものだ。
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