ちっこいちっさい奇跡 [ごきげんいかがワン・ツゥ・スリー(日記)]
体調もやんなきゃいけねえこともパンパンに張り詰め、身体は疲労困憊し、股座の水気も消えうせてしまえば、まるで後は斬首を待つばかりといった気分になる。散りゆく桜花みてもぴくりとも動きゃしねえ。おまんこも、ココロも。乾ききってるなあ。
そういったつまり「春の鬱」にはいくつか自分なりの特効薬がある。ひたすらお気に入りの曲を聴く、何冊も本を読む、延々とピラティスに励む、とか。とにかく没頭してへんちくりんなことに脳を使わないようにすれば良い。だから今日は、少しそんな感じだったから、町田町蔵(康)の「どうにかなる」を聞いていた。どうにかなんとかなるだろう。そういわれればそんな気になってくる。人間なんて単純なもんだ、といいきってしまいたくなるが、とどのつまりはてめえがそうなだけである。海では鯖がないてるぜ。ここ数日はさらに風邪が加わり、もうどうにもでしてくれ。今年はついてない。自転車に乗ってりゃDQNにぶつかり謝っても追いかけてくるし。「腕折るぞ」なんて叫ばれた日にゃ、もうどうしたらいいのか。
そんなある日。風邪でぼーっとしたまま、あさ銀行へいき、自転車の前カゴへ財布をほうりなげ、そのままやるべきことをやりにむかった。財布がそんなところにあるとはまったく考えず、9to9、ようやくアレ?と慌ててはせ参じると…
ママン…DQNに追いかけられたり、咽喉奥深くに鯛の骨ぶっささったり、北九州じゃ謎のおっさんに明け方4時にドアぶっ叩かれるは悲惨でしたが、ああすべてはここへたどり着くための童貞だったんですね。道程じゃないかとかそんな細かいことはいいんだよぉこんちきしょうめ。財布はカゴの中でちんまりとしていた。やぁハニー。とりあえず今年はなにもかもうまくいくような気がしています。人間単純がいちばんなのさ。
ほんとだ奇跡だー。
ぼく無いなーさいきん奇跡。まぁまだ喰ってけてるってことがそもそもカナ。
by (2006-04-07 14:06)