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「ワイルド・パーティー」=オツパイおつぱいパイオツのてんこ盛り+大映ドラマのジェットコースター [映画レビュー※ネタバレ注意]

ワイルド・パーティー

ワイルド・パーティー

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/02/18
  • メディア: DVD
 
男なら!
男なら盛り上がったビーナスの双丘、つまり巨乳だろうが巨乳!!!!!!!

まあそんな血の叫びが蘇る勤労感謝感激な方も、そうでない方も、必見だよお立会い。よってらっしゃい見てらっしゃい。

ラス・メイヤーと聞いて「巨乳」と連想したアナタは相当の○○マニアですなウフフ。もちろん○○は映画が入りますよ!とベタな言い訳をかましておいて、さて「ワイルド・パーティー」。マイナーがトレードマークともいえるラス・メイヤーの唯一?メジャーで製作した作品。厳しいヘイズコード(日本で言う映倫みたいなもの)が幅を利かせている当時のハリウッドでよくぞここまでやったなあという清清しさの残る“怪作”。

もうねオープンニングからアレな予感でぐっしょり、ってなもんで。なにせ裸ん坊で寝ている女(巨乳)のところへ忍び寄る妖しげなマント姿。そして女の口にぐりぐりっとねじ込むのは残念ながらアレじゃなくて拳銃。そして喉の奥までアア其処ヨとばかりに目覚めた女は絶叫…そのままイカシた(死語)女の子の、ソウルフルなボーカルにつなぐというまさに”グルーヴィな編集かくあるべし”の見本ですなこれは。物語の主人公はこのボーカルやっているタレ目で巨乳なおねいちゃんケリー。ハイスクールの学祭またはダンスパーティでの演奏が関の山であるケリー・アフェアというバンドを率いている。演奏が終わって移動バンに乗り込むや否や、ケリーは早速彼氏兼マネージャーのハリスとウフンアハンずっぽこべろんちょとばかりに励み出す。その姿に男嫌いのベース担当ケイシー(黒髪巨乳)とドラム担当アフリカ系ペット(ブラックピースな巨乳)はあきれ顔。それでも3人は明日のスターを目指し、大金持ちでロスに住むケリーのおばさんを頼って上京することにする。上京を相談するケリーとハリス。尻込みするハリスへいきましょ!いきましょ!と煽るケリー、二人の声をバックに展開されるカットがまたイカス。いろんな場面を短くパッチワークのようにつなげたもので実にかっこいい。(このシーンにはこれから起きる出来事も挿入されていたりするので見る際は要注意)

ケリー・アフェアのサイケでロックでいかにもフラワーチルドレンといった感じの曲が流れる中、彼らは一路ロスへと向かう。そして叔母(巨乳)からロスの超有名プロデューサーZマンを紹介される。(彼らのパーティ場面がまた凄い。ストロベリーアラームクロックが演奏するは「インセンス・アンド・ペパーミンツ」!)彼の手がけたグループは大スターを約束されていると聞き、ケリー・アフェアからキャリーネイションへとグループ名もチェンジした彼女たちは瞬く間にビックスターへの道を歩み始める。同時にドラッグも…。

ビッグになった彼女たちに取り残される形ですっかり居場所を失ってしまったハリス。彼はZマン主催のパーティ常連であるポルノ女優(演じるはこの映画が縁でラス・メイヤーと結婚したEdy Williams。もちろん巨乳)に言い寄られずるずると関係をもってしまう。ペットは黒人の権利向上のために弁護士になりたいと向学心に燃えるエマーソンと“イイ仲”になり、ケリーは美男子俳優(という名目のヒモ)と出来、放置状態のハリスはポルノ女優にも捨てられ(「ベッドでしたがるなんておかしいわ!」)、ケイシーに愚痴るが勢いで彼女を抱いてしまう。だがののしられ自暴自棄となったハリスは、ケリーたちがテレビ番組で演奏中にスタジオの照明器具をつる鉄骨から飛び降りて半身不随となる。ケイシーは自分がハリスの子を妊娠していたことを知る。嘆き悲しむ彼女へ近づいた女性デザイナー(巨乳…)は中絶させた後、彼女を押し倒して同性愛の世界へと誘うのであつた。
ちなみにこのシーンでは一緒に見ていたホーミータイト氏(男性。仮性じゃない仮名)が「なんですかこれは!?」と真剣に意味を問うてきました。知るかンなもん。閑話休題。

で、こんな具合に怒涛の不幸展開が延々と大映ドラマか昭和初期の愛欲モノかってぐらいにボディアタックしてくるです。おまけにそんな荒波にもまれている最中に“草原を駆け回る若い二人あはははは”(inソフトフォーカス。ロマンティックですな)なんてエマニュエル夫人もびっくりな映像が挿入されるのです。もうなにがなんだかわからないままその後は突如冒頭の殺人場面へとナダレコミ、そして奇跡のハッピーエンド!(クララ的大転換!)最後は教訓めいたシーンが流れてウェディングマーチで痔・エンド。まさにサイケ、まさにヒッピー、とにかくありとあらゆることをネタにし消化し融合させ化学反応がビシビシと起こりまくってます。見終わると妙にすっきり爽快、脳内にアドレナリンが満ちて実にポジティブシンキングとなっていることでしょう。

またイカレてるのはストーリー展開だけじゃなく、登場する人物がそろいもそろってイカレてるか奇天烈かオマタ緩いかというエキセントリック度合いフルスロットルで爆走しまくる。ロールスロイスでコトをいたすのを無常の快楽として、その最中に「メルセデスなんか!メルセデスになんか!負けないわ!ロールスよロールスぅぅぅ!!!!」となぜか激しいメルセデスへの憎悪をむき出しにして野獣のようにやりまくっていたりするポルノ女優やら、スーパーウーマンと名乗るフリークな方とか。ヘイズコードは遵守されるもののまあ仕方ないねメジャー作品だし。でもあっちこっちでポロリと女だらけの水泳大会みたいなヌルイ仕様ではなく、実に皆様豪快にバッカバッカと脱いでくれます。現れるのはもちろん巨乳。巨乳巨乳巨乳の目白押し。エロいけど妙に明るくて上品なのはさすがラス・メイヤー。職人芸だねえ。

この映画、巨乳萌えの方もそうでない方も男も女も必見の傑作!巨乳を目に焼き付けろ!みるべし。


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