彼のチョコレートはとても甘い [みちゃイヤン☆(エロ濃厚)]
それは甘すぎるのだ。実際。
私は雑居ビルの影で彼を受け入れていた。
汚い壁に手をついて。必要最小限に脱いだ衣服が、激しい滴りによごれることも厭わず。子宮近く押し込められたアレの甘さを味わっていた。やや不規則な呼吸が静かに漏れる。湿った空気が私たちの周りをカーテンのように覆う。どこからか漂う炒め物の油っぽい臭い。暗く澱んだ水槽の底のようなその場所が私たちの閨房だった。張った部分が膣内壁を削るように押し入り、子宮口を柔らかく練り上げ。そのたびに声を殺すのがいささか難儀だ。その甘さは涎が口の端から零れる程。彼は腰と腹を密着させると私の顔をねじ曲げて、舌を出し、垂れた涎を舐めとる。そうして私の口を指でこじ開けると、その中に指を突っ込んで、唾液で濡れたそれを私の例のあの突起になすりつけこすりたてる。ガムを噛むときのような水音、淫猥なリズム。ね、もう許して、とアタシが懇願しても彼はギターをカッティングする時みたいに繰り返し繰り返し同じことを。漏れちゃう。とうとうアタシが告白しても意に介す様子はない。だしなよ、と耳の中に浸食してくるような熱い息で。全部見てやるから。衣服を通しても彼の体温が上昇しているのがよくわかる。そのまま溶かして。お願い。
ギターは刻まれ続ける。なおも。カットされた小片が五体に蓄積されていき。臨界点がしろくひかる。押しあげられそして身体の中にヒキツレたような感覚が走るのと、食いしばっていた緊張がとろけるのが同時だった。彼のものを強く断続的に締め付けながら、小気味よい音とともに暖かいものが噴出していく。アタシの身体の中から、裏返すような勢いで。
突然接続を外された外部記憶容量媒体のように、なにかを認識することが出来なくなった私が彼をゆるく睨むと、まだだ、と低く呟いた。そうしてあたしの中をそぐようにして引き抜くと、一呼吸おいて突き刺した。少し浮いて。つま先と両手で体躯を支える。声がデルでないといった話ではなく、水面近くにあがった魚のようにただ口を開けて喘いだ。耳朶へ、柔らかに押し当てられた唇の感触を味わいながら、それでも彼が少しずつ呼吸を早めていくのがわかる。襟を開けられ胸をさぐられ、乳房を掴みだされ、彼の指が乳首をきつくひねる。痛みと嗚咽と、苦しみと切迫感と、あざなえる縄の如く絡み合い、身をよじるような快楽へと引き上げられ落とされ。ようやく彼が終わる。いくよ。耳たぶを噛みしめながら彼は私の子宮へ精液を注ぎ込む。脈打つ。おくりこまれていく。
ずるり、と陰湿な音をたてて押し出されたのをティッシュでぬぐい、会陰から襞まで体液の巣窟となっているのを丁寧にふきとり、彼はそれらをテキトウに放り投げた。すぐ近くの小さな水たまりに浮かぶしろいかたまりをみながら、わたしはうめたてられないあなをおもう。洞窟は風をもとめて。その場を離れてしばらく歩いた。事前事後も彼は表情が変わらない。見上げていると、精液がおまんこから流れてしみだした。なんともいえない不安感にいたたまれず小さな声を上げてしまう。ああ。
「どうした?」と彼が尋ねる。なんでもない、と私は首を振った。「わたしたちがでてきただけだから」
>「わたしたちがでてきただけだから」
ってアンタァ大人だよ(TдT)
by (2005-08-25 12:13)
>つね氏
nice!ありがとう~。
大人かどうかはわからねど、やってることは野生児並だよなあw
by 瑠璃子 (2005-08-26 22:21)