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沖縄関連のドキュメンタリー特集がはじまります! [ごきげんいかがワン・ツゥ・スリー(日記)]

ドキュメンタリー・ドリーム・ショー 山形in東京2008
http://www.cinematrix.jp/dds2008/

国内だけでなくドイツといったヨーロッパ諸国カナダやアルゼンチン中国韓国他アジア諸国等のドキュメンタリー作品199本が「ポレポレ東中野」と「アテネフランセ」等で集中上映されます。なかなか見られない作品も多いのでご興味のある方は是非。アルゼンチンの軍事政権によって消された人々を追ったドキュメンタリーやパレスティナ、イスラエルの作品もあって興味深いです。
ちなみに私が注目している作品をいくつか上げます。(映画内容紹介文は明記したURLより引用しています)

http://www.cinematrix.jp/dds2008/program/08/

◆バックドロップ・クルディスタン
難民認定を求めて国連大学前に泊まり込みデモを行うクルド人カザンキラン一家。友人ながら傍観者だった監督も、やがて強制送還されてしまう彼らの現実を目の当たりにし、一家の背景を追ってトルコへ飛ぶ。自分の目で見つめることが、個人と社会、国家へのバックドロップとなるか。25歳の初監督作品。
9.25(木) 20:20+トーク(野本大) ポレポレ東中野

◆LINE
人口の三割が沖縄出身と言われる大阪大正区で育ち、曖昧な憎悪を抱える作者。酒に溺れる父の故郷沖縄に向かい、コザ吉原で女性たちの裸の肉体を凝視し撮影することにする。彼女たちの肌に残る傷痕から、父との愛憎関係、恋人の子どもとの絆が結び直されるのか。本邦初公開の新作。上映後は4人の「さまよえる若者」監督たちによる大トーク。
9.26(金) 20:40+トーク(小谷忠典ほか3人) ポレポレ東中野

◆山谷(やま)─やられたらやりかえせ
山谷は日雇い労働者が集住する東京の「寄せ場」。右翼やヤクザに搾取され、雇用者の言いなりの彼らは、組合を組織して労働条件を改善しようと激しい争議を始める。監督佐藤満夫が撮影11日目に刺殺される。制作上映委員会が使命を引き継ぎ、全国の労働者の生き様を描く映画を完成。"派遣労働"が切り捨てられる今と照らし合わせても興味深い。
9.29(月) 21:00 ポレポレ東中野

◆地下広場
1969年の春、新宿駅西口の地下広場はフォークを歌う者、論議を交わす者など、若者たちの解放区となっていた。しかし5月には機動隊が入り始め、ついに道路交通法で取り締まるため、広場は"道路"とされてしまう。ベトナム反戦、安保粉砕、沖縄闘争、三里塚空港阻止などが叫ばれた年に、未来を思う若者の声を活写する。 9.30(火) 21:30 ポレポレ東中野 ◆日本の若者はいま ◆にっぽん零年 土本監督の『日本の若者はいま』は様々な境遇を生きる青年たちの群像から高度成長期の日本社会を考察する。『にっぽん零年』は学園闘争に荒れる1968年の記録。機動隊と衝突する学生、軍事訓練に没頭する自衛官、新宿をさまようフーテン少女。激しく熱く、葛藤が目に見えていた時代。YIDFF95で発見され封印がとかれた幻だった作品。
10.1(水) 21:00 ポレポレ東中野

http://www.cinematrix.jp/dds2008/program/10/

◆PATHE NEWS
◆田園行進曲
◆帝都の春
◆宮内省保存狩猟法 千鳥猟
◆石原莞爾の撮らえた満州
◆立正安国(石原莞爾インタビュー)
昭和初期の東京・丸の内、上野公園、小金井の花見、築地の魚河岸など、当時の風景そのものが興味尽きない、塚本閤治作品集・帝都編。そして、同時代に満州で自らパテ・ベビー9.5mmで演習の様子や日常生活を撮っていた石原莞爾の様々なフッテージ集。戦争直後の石原莞爾のインタビュー映像を併映。
10.11(土) 16:20 アテネ・フランセ文化センター

http://www.cinematrix.jp/dds2008/program/12/

◆激突死
◆それぞれの15年

復帰の翌年に、国会議事堂にオートバイで激突して死んだ上原安隆という青年の死の<なぜ?>に迫り、人と場所を訪ね歩く『激突死』。「復帰」を高校3年の時に迎えた当時と、その後の15年を追った『それぞれの15年』を劇場初公開。
11.1(土) 19:10+トーク(森口豁×仲里効) ポレポレ東中野
11.4(火) 11:00 ポレポレ東中野

◆反国家宣言─非日本列島地図完成のためのノート
沖縄返還に反対する沖縄青年同盟の若者たちから、大阪大正区の沖縄人部落、沖縄、八重山の台湾人移住者、やがて北海道のアイヌに至るロードムービー。上映プリントはYIDFF95上映用に監督自ら再編集した。
11.1(土) 21:20 ポレポレ東中野

◆沖縄・祖国への道
◆沖縄の声
◆石のうた
南方地域(沖縄・小笠原)の諸問題解決促進を目指した南方同胞援護会製作の広報映画2作品と『石のうた』。日本と沖縄を八重山に伝わる悲恋伝説の男女にたとえ、沖縄と本土の運動がどのように結びついていたかを知らされる。
11.3(月・祝) 13:00 ポレポレ東中野
11.6(木) 11:00 ポレポレ東中野

◆それは島─集団自決の一つの考察

渡嘉敷島で起こった「集団自決」の証言を捉えようと島を訪ねるクルー。住人たちの拒絶と固い沈黙に出会うカメラ。元守備隊長赤松元大尉の渡島が阻止された波紋を感じ取りつつ、その意味するところを日常の映像の中から問う。
11.2(日) 18:10+トーク(間宮則夫×仲里効) ポレポレ東中野

◆東シナ海
オンボロマグロ船が機関故障のため那覇港に緊急避難。乗組員のアルバイト大学生と前科20犯のゴロツキら4人組は殺人事件に巻き込まれて右往左往。沖縄長期ロケで、日本人の行動と意識を追及した異色作。
11. 4 (火) 12:40 ポレポレ東中野
11. 12(水) 21:00 ポレポレ東中野

◆沖縄列島
沖縄の転形期になった<1968年>の8月から10月に撮影を敢行。ベトナム戦争と直結する軍事基地の不条理性に対し、沖縄の大衆運動が基地そのものに向かった時期を、島々を巡り群像を捉えディテールを浴びせ見せてくれる。
11. 3(月・祝) 15:10 ポレポレ東中野
11. 9(日) 21:00 ポレポレ東中野

◆沖縄エロス外伝・モトシンカカランヌー
コザを中心に、娼婦・やくざや観光客などを描き、今やNDUの伝説的な作品となっている。中でもコザ暴動を遥か以前に予見した黒人街でのMPカー焼き討ち事件のシーン圧巻だが、オリジナル全長版は行方不明で、今回の上映版は新たに発見されたテレシネビデオに残存する音声を付加して、できる限りオリジナルに近づけたもの。
11.3(月・祝) 17:20+トーク(諏訪敦彦×仲里効) ポレポレ東中野
11.11(火) 21:00 ポレポレ東中野

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このあたりですね。沖縄問題に偏ってしまった気がしますが、60年代70年代の若者の風景や戦前のものなど、私が見たいと思っていたものが多くて困ってしまった。モトシンカカランヌーは前々から見たいと思ってた題材を扱っているので非常に楽しみにしています。前売り三回券を3枚購入したんですがもう少し購入したほうがよかったかもしれない。ちなみに15000円のフリーパスも数量限定で売ってます。こっちがよかった?前売りフリーパスともに9/19までの発売です。

また法政大学では同時期に沖縄ドキュメンタリー特集をやってます。

2008沖縄ドキュメンタリー映画祭

http://www.hosei.ac.jp/fujimi/okiken/top/top-index.html

この中で注目作はなんといってもこちら。

h 『海南小記序説・アカマタの歌-西表・古見』 http://www.hosei.ac.jp/fujimi/okiken/sakuhin/sakuhin.html#h 西表島・古見の豊年祭にはアカマタ・シロマタ・クロマタと呼ばれる仮面仮装の神々が登場する。秘儀の撮影は拒まれたものの島に生きる17軒を一つ一つ訪ねて、オーラルヒストリーを記録した。島のアカマタ信仰を移住者の新興宗教が侵食していくなど、伝統村落が崩壊していく姿を描いている。赤裸々な内容を含むため、長い間上映を封印していたが、一つの村の記録として価値があるのではないかと考えて、近年公開することにした。沖縄の上映後、「記録することの意味」を巡って地元民らと5時間に及ぶ論争がおこなわれた。 9/21 16:00~
  でここでいう「新興宗教」って創価学会のことなんですよ。どういう風に扱われているのか非常に興味があります。あとはイザイホーに関するドキュメンタリーが要注目です。

a 『沖縄久高島のイザイホー』
http://www.hosei.ac.jp/fujimi/okiken/sakuhin/sakuhin.html#a

9月以降いい映画が続々と上映されるのは非常に嬉しいのですが金が威勢よく吹き飛ばされていきますね。まあそれも醍醐味です。
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