彼はじめじめそしていつも疲れているの [マボロシの男たち(エロ風味)]
仕事スタートを間近に控えておきながら風邪をひいてしまった。
原因はわかりすぎるほどで、つまり遊び過ぎて呑みすぎた。とはいってもちゃんと呑む人からみれば「ケッ」というべき量では有るけれども。まあいろいろ人生は有るわけで、そういうとき寄り添ってくれるオトコノコがいるというのは実際ありがたいものです。介抱してやるから安心しろなんていわれるとねえ。うっかりよかかってしまいたくなるってもんです。閑話休題。
だが、こういうオトコノコばかりではなく、最低な輩ってのはどこにでもいるものでして。
中でも一番たちが悪いのは空気が読めないある男で、以前一緒に出かけた際、最低最悪の誘い方(女一人まともに口説けないようじゃ、ねえ。セックスしてもタカが知れてる)をしてきた上に、なんで僕たちは間違いを犯さなかったのか!?と妙ちきりんな詰問をしてきたりした。そんな、あんたがキモいからに決まっているでしょうが、とはいえませんので(あまりにキモいからそいつにナニがついていることすら想像できないほどだ。私の中では彼の性別は女性である)、私はひたすら寝たふりをしていたわけでした。いまでもたまに会う機会が有ると、私は彼との間には壁(つまり殿方ってことだけど)を置き、直接話をしなくてもすむようにしている。
で、またコイツが空気読めないから、それでもしつこくいろいろいってきたりするんだな。嗚呼私の好きなあの子には全然近寄れないのに、何でコイツが、とも思ったりするが、エテシテ運命なんてそんなもんなんだな。『素敵な彼』ことフィリップ・シーモア(仮称)は風邪とは長いお友達となっていて、肌のにおいをかげる距離にはよれないし。男女の凹凸ががっちり噛み合うように、空気感も噛み合えばいいのにね。
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