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今年の夏休みの課題 [ごきげんいかがワン・ツゥ・スリー(日記)]

恒例の夏休み中の課題つーか時間があるから気になっていることを調べようってことなんですがね。

■ユダヤ民族問題について
私もつい最近まで誤解していたんだが、ユダヤ教徒イコールユダヤ民族と解説している本が多い。実際はユダヤ教徒とユダヤ民族はイコールではない。(十分条件というか、ユダヤ民族はユダヤ教徒ではあるけれども、ユダヤ教徒だからといってユダヤ民族ではない)そして東欧におけるユダヤ民族問題といっても実際はユダヤ民族ではない可能性が高い。彼らはアシュケナジー系ユダヤ人がほとんどで、実は改宗してユダヤ教徒となった人々の子孫である(といわれる)。そして古来より伝わるイスラエルの民の子孫(といわれる)スファラディ系ユダヤ人は現在、イスラエルにおいてアシュケナジー系ユダヤ人より差別され迫害されている(といわれている)。wikipediaを読むとアシュケナジー系ユダヤ人が「アシュケナジムとは、元々、9世紀頃にライン川流域に定住したユダヤ人を指した」とだけ書かれていて、なぜ彼らがライン川へ定住したか、そもそも彼らはユダヤ十支族の末裔なのかについては触れていない。このあたりにある種の事情が伺えるが、まあ私が調べた内容が間違っている可能性もあるのでこの夏を使っていろいろと勉強したい。

■被差別部落(エタとヒニンとサンカ)について
日本における被差別民族であるエタ・ヒニン・サンカと呼ばれる人々についても調べてみたい。私は沖縄(とその神話、民族など)について以前からずっと調べているのだが、そのうち海の民はいても山の民はいなかったのだろうか(アイヌなどの他民族は除く)とサンカにいきつき、サンカに関する本を読んでいるうちに谷川健一のサンカに関する談話、非定住系の彼らはヒニン系じゃないか、を読み、定住か非定住かによって呼び名が異なることを知った。では何故呼び名が異なるのか?そういう形で興味がのびていった。できるならば解放同盟支部にゆき直接話を聞いたりできればな、と思っている。


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コメント 3

こう言う問題って
表面しか記してない書物も多いだろうし
研究者も少ないだろうから<ん?多い?
掘り下げて調べようって言う妹の向学心にナイスだよ~!( o^ー゚ )b
納得がいく答え?が見つかるといいね~。(*^ー^*)
by (2006-06-20 12:43) 

つむじ

はじめまして。時々読ませて頂いています。
友人が山口の出なのですが、山口県のど真ん中の山の中の神社から、「奥へ奥へ入っていったらもの凄い事になっていた」と言っていました。内容は話してくれませんでしたが、山の民に関する事柄だと思います。
周防の国は、重源上人が東大寺の木を切り出すときにも「そま人」の協力を取り付けるのに大変な思いをしたらしいですしね。出雲の阿国は四条河原の河原者ですが、出自については山の民説がありますよね。それから備前の鉄(タタラ)と炭と焼き物の関係とか。あと、「ほつま」の件もあり中国地方は結構謎の多い地域ですよ。ああ、ついつい長くなってしまいました。文が下手でごめんなさい。

何が書きたかったのか?ひかりこさんと同じです。
答えが見つかったら、教えてくださいね。
by つむじ (2006-06-20 19:11) 

クロヒコ

どもー。
少し前に文春文庫から出ている『幻の漂白民・サンカ』という本を読みました。
それによるとサンカと呼ばれた人々の起源はかなり新しく、江戸後期以降ではないかという説が展開されていました。「公文書に登場する年代」や「由緒書の有無」などが傍証として挙げられています。
難しい文章についていけない自分にも興味深く読めるくらいに優しい本でした。(泣)
山の民、というと木地師とかですかね。自分は小松和彦さん経由で網野善彦さんあたりを攻めてます。
by クロヒコ (2006-06-20 22:07) 

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