食ってみろ！究極のトンカツを！西麻布豚組：WHAT'S NEW PUSSYCAT!?：SSブログ

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食ってみろ！究極のトンカツを！西麻布豚組　[食いしん坊万歳！（グルメ）] [編集]

今日は毎月恒例の「ソネブロゆかいななかまたち」で会食。今月は以前からうずまき氏より噂を聞いていた西麻布の豚組に決定。イタリアのイベリコ豚、沖縄のアグー島豚、岩手の岩中豚を注文する。しかし鰻重並に待たされる。まあ待つのもまたよし。待ってる間は前菜を食べる。サラダと豚の角煮なり。

前菜はこんな感じ。
ほどよく炊けた角煮に舌鼓。

今回のチョイスは、ロースカツとしてイベリコ豚、岩中豚、ヒレカツとしてアグー島豚とする。（メニューの金額等詳細についてはコチラをどうぞ）一時間ほど『愉快な』会話にあけくれておりましたら到着しました。衣は粗め。さっくり軽い感じが見ているだけで伝わってくる。いや美味そうだ。諸事情あり、私はそんなに食べられないのであるがまあよい。中はうっすらとピンク。この状態へ導く難しさはよくわかる。まずはご飯をひとくち、口の中の味を無色にしてからイベリコ豚へ。

いやああこれは凄いですよ。なんていうかトンカツなんてその辺の食堂でアレとか考えていたら大間違い。生まれて初めてトンカツに感動しました。脂身にあんな多彩なうまみがあるとは…。甘さ香ばしさ舌にのって溶けていく、まさに驚愕の味。脂身が多いがそれが美味いのだからよし。高カロリーなモノほど美味しいのは脳内麻薬分泌によるせいだとしても美味いのだからしょうがない。このときばかりは皆無言で食べる。ただ衣が口の中でかみ砕かれるシャクシャクという音が行き交うのみ。

向かって左手前がアグー島豚。右が岩中豚。しかし分が悪い。これ単体で食べれば非常に美味しいのだろうけれども、イベリコ豚の驚愕の前ではその凄みも薄れる。例えるならば、大地真央の実物を見た後に、年の頃は27,8のちょっと綺麗なおねいさんに会っても「別に…」と思ってしまうようなものだ。これはこれで美味いのですが。自己主張はあまりない、つまり実に日本人的な味なのです。そしてキャベツ。ちゃんと甘みがあり、しゃきしゃきしすぎで味がぬけてしまっている付け合わせが多い中、珍しくキャベツらしいキャベツだった。お新香はそこそこ。ご飯は強目に炊いて赤だしはナメコ。脇を固めるものはオーソドックスに徹し、あくまでも主役は豚であるという姿勢に脱帽。王道をいくのが一番難しくかつつぶしがきかないものだと思うが、そこを愚直に貫徹する店に久々出会えた感じ。