SSブログ

やっと憩いの場にたどり着いたよう [みちゃイヤン☆(エロ濃厚)]

久しぶりだと興奮するとはいえ。これほどとは。

傍らで柔らかく服を脱ぐ彼を見ていた。背中から腰にかけて、相変わらず身体のラインは見事だ。視姦している自分に気づいて、ちょっと笑った。何年も寝てない女みたいだ。

私の様子に気づくと彼は振り返って「どうしたの?」と微笑んだ。ぎこちなくはじまらなくてよかったと安堵している。なぜなら、私が誘ったから。ジェンダーはフリーになったというご時世であれ、やはり多少は気になるモノだ。それに彼は年下だし。彼らの世代はあまり男女の沽券にこだわらないというが、彼は特別だ。男というモノを体現しようとしている。自身の身体の中に具現化しようとしている。その様子はみていて痛ましくさえ、ある。
「なんでもないよ。ただ、久しぶりだから」
私は、笑顔を作ってみたりして。「なんか緊張する」とかいって。「そう?いつでも余裕じゃんよ?」とあくまでも素直ににこやかで。まさに朝日にようにさわやかに。

「いやだってさ」とふと顔を見上げれば。すぐ近くに彼の顔。肌からシトラスの香りがうっすらと漂う。鼻をくすぐられてそれだけで崩れそうになる感じ。ゆっくりと手を伸ばして彼の顔に触れる。私はまさしく処女のように震えていた。そっと手を戻す。震えているのがわからないように。乳首が硬く立ち上がってくる。固有の意志をもつかのように、熱を帯びて欲している。喉が渇く。ペットボトルに手を伸ばす。水が喉に浸透する前に胃へ流し込まれてしまう。焦りすぎだ。口を離してわからないようにため息をついた。

期待しすぎだ、と苦笑する。いつもと同じようにやればいいんだとはわかってはいる、もの。彼の顔がもう一度近づいてきて、私の額に少し唇をつけた。背筋を電流がはしる。子宮は潤み始め、体液を静かに流し出す。そこだけは触られたくないと思っても、すぐ死体のように横たわるのだから。大きな体に押しぶつされるようにして、わたしたちは交わる。舌を交換しあい、唾液が唇の端から流れていって。発熱している乳首を指でつままれ、引っ張り、こねられる。羊水の中へいきなり突き落とされたように。あたたかな感覚が隅々まで満ちていく。その後にほとんどが抜け落ちてしまうとしても。いまこうしていることが大事なのだ。

指が肌をながれていく。滑りながらそこを目指している。顔がほてる。すぐにわかってしまうのだけど。彼の顔が重なる。舌が掬いとる。わたしの味が好きだと彼は言う。不意に粘りけのある声が響く。それはわたしだ。舌はわたしのそこをえぐるように動く。切り取って食べて欲しいと思いながら――きっと彼もわかっているだろう。彼をじっと見つめる。もう、ねえ、お願い。わかっているように頷くと、ゆるやかに身体をのせてくる。アレがあてられる。どれほど待ちわびたか。ぬかるみきっているから受け入れられるだろう。

ああ、大きい。裂かれるように侵入されて。少しずつ中へ入って、くる。子宮から波紋が広がるようにふるえが全身へゆきわたる。きっちり全ておさめることができた。歳月が身体からにじみ出ていく。お願い、動かないで、と私は懇願した。だめなの、動かれたらどうにかなるよきっと。大丈夫、と彼は笑う。なにもかも承知しているように。瞬間、世界を駆けめぐる神がわたしたちの間を通り過ぎた。かすかな花の香りを残して。それはすがすがしく甘い。わたしたちはどこへいくんだろう?彼が私の腕を抑えつけ、より深く一体化を図る。もっと奥へ。そうして子宮の中まで。きて。ゆっくりと動き始める。私の中がからみつき、離そうとしない。腰が追いすがるように蠢く。身体を左右に揺らしながら彼にしっかりとしがみつく。尻がなよなよと動いてしまうからきっとうんざりするほど淫らなのだろう。しかたない。だって久しぶりなのだから。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。