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それは長く続けられていいね [みちゃイヤン☆(エロ濃厚)]

あしをひらいた。真ん中におさまる彼の頭を撫でる。なまあたたかい感触と短い毛のざらつきが手のひらに気持ちいい。彼の作業は続く。あまり撫ですぎるとうるさがられるので、腰を浮かせ、より密着させて協力してみたりする。今日は。やがて私の中がじわりと揺らいでいく。そのざわめきをおし進めるため彼は体を起こす。すぐにははじめないで、なにげないくちづけ。私の味。ぬめる口を割って彼の舌が挿入される。体液がまじりあった新たな私の味と彼の味。やわらかい唇と硬質な舌の感触。お腹のあたりにおさまっているそれがゆっくりと重みを増していく。腹に埋まるようにして。擬似的な行為は行わない。唾液が口の端からこぼれれば、違う動作にうつっていく。彼が体を離す。胸に当てられた指は繊細な動きをする。とがりきれば甘噛みされて背筋を震わせるしかないのだ。自由な指は別の敏感をとらえてすり、そして進入を開始する。的確に探り当てられて、体に火を入れられたようになれば、もう少しだけ足を大きく。彼は腰を落とし、先端が濡れて光るそれをこすりつけて、ゆるゆると押し入ってくる。すべてがおさまるまで時間がかかる。「もう?」「まだ、」言葉を切ったけれど、それ以上はない。いっぱいになっているのにさらに押し込んでくる。続けていたら広がってしまうなと空白の片隅で考えていた。ようやく私たちの腰が密着して、より深い波が繰り返す。彼が私の上に伏して、その背中に日が差し込む。彼の髪が私の頬をかすめる。彼の腕が絡みつく。でもすぐに起き上がって、わたしをみつめた。中心を抉り出そうとするような鋭い動き。自然と腰をあわせてしまう。だめだよ、と彼は私の腰を固定する。もっと奥へ埋めようとする。「いい」ありきたりだけど。私たちの周りだけ温度と湿度が加速度的に変化していく。彼の汗が私の上にたれる。舐めとりたいけど、そこまでの余裕はない。手を伸ばして、彼の顔に触れる。ほほえむあなた。うまくなったなあと笑う。「でも、金儲けは出来ないよ」と彼は声を出さずに笑って応じた。気持ちよくはできるけど。少しずつペースがあがっていく。早くなる。彼の体が私の上に投げ出されて重みと放出と終点が一度にくる。ひらりと彼の背に手を置いて。しっとりとした時間が流れる。この瞬間がいちばんすきだ。いつの間にか日は落ちていた。ほっとしたような、空気を洗い張りにかけたような、薄い闇のなか、どうなるのかな、なるようになるよ。彼のほうは暗く、ほとんどわからない。わたしたちはなにを埋めあっているんだろう?
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