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康生がブラジルの治安に不安漏らすってもブラジルはそんな国なのです [ごきげんいかがワン・ツゥ・スリー(日記)]

康生がブラジルの治安に不安漏らす

男子重量級代表の井上康生(綜合警備保障)がブラジルの治安の悪さに不安を漏らした。この日は都内での世界選手権放送発表会見と所属会社が開いた会見をはしご。6月下旬から7月上旬にかけての欧州合宿後、同居生活を一時解消していた父明さんを呼び寄せ、再び二人三脚で世界選手権を目指す意向を表明した。だが、さすがの猛者も「ブラジルには応援に友達を誘うこともできない。いろいろと治安について聞いてますから」と苦笑いした。

[2007年6月6日9時24分 紙面から]nikkansports.com より

私の家族はブラジルにいるけれども、その話を聞く限りとても治安がいいとはいえない。外務省の渡航情報は「十分注意してください。」となっており、それだけみると悪名高き南アフリカのヨハネスブルグと同等ぐらいの危険度である。ちなみに注意地域に家族のいる市も見事に含まれている。

以下家族が遭遇した事件。

私の家族は現地で日本料理店を経営しているが、ある強盗グループに目を付けられてしまい、営業時間内に強盗にはいられてしまった。当然つかまるが、強盗の家族が警察へ金を渡して釈放。また同じ強盗に襲われる羽目となった。これが二度三度繰り返され、営業時間内に押し入り、来店客の金品まで強奪していくものだから、客からは訴訟を起こされ、強盗には襲われるでとうとうノイローゼになる者もでてきてしまった。弱った親戚は常連客である警察上層部クラスの人間に相談。しばらくのち、その人物が再び来店すると二葉の写真を親戚に見せた。そこには射殺された強盗グループの姿が。「もうこないだろ?」と微笑むその人物が以後親戚の店で高待遇されたことはいうまでもない。

別の親戚は農場を経営しているが、強盗を警戒して、フィラ・ブラジルエラという獰猛な犬を飼っていた。この犬は「世界の強い犬を掛け合わせて作った」(親戚談)という品種で、体の大きさはセントバーナード、顔はボクサー、体の模様はポインターで攻撃力はシェパードというふれこみだった。180センチほどある親戚に抱きつくと頭ひとつでるくらいデカイ犬だ。朝起きて家の周りを散歩していたら、確かに血が点々としていたことがあったそうで、効果はある、と親戚は笑っていたが、やっかいなのが種が固定されていないので、あまり頭がよくなく、晩年は飼い主でも襲い掛かるようになる恐れがある、ということだった。親戚はそうなったらこれで殺すよ、と銃をみせてくれた。
ある日、私の従姉妹だけが家に残り、他の家族は皆外出していたそのとき、ちょうど強盗団が押し入り、従姉妹はかなりひどい目にあってしまった。まだ若い従姉妹がどれ程の目に遭ったのか、またどれくらいの被害にあったのかは私は聞けなかったが、怒り狂った彼女の親は役に立たなかった犬を殺し、殺し屋を雇って強盗団を全員殺させた。

私が現地を歩いていると、従姉妹が「ちょっとそこの店に入ろう」と突然進路を変えることがあった。店に入ってもなにするわけでもない。しばらくすると外をうかがってでてしまう。なにをしてたの?と尋ねると向こう側の道を歩いてたやつがこちらに目をつけていた、危ない感じがしたので近くの店に入ってやり過ごしたんだよ、とのこと。ブラジルはそんな国なのです。


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コメント 1

んー、ブラジルが怖い国というよりは日本が特異的に治安がよいということの裏返しだと思いましたけどね。私的には日本の治安の良さを普通と思ってしまうことが怖いことだと思ってます。
by (2007-06-07 22:50) 

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