ひかりのなかのわたしたち [みちゃイヤン☆(エロ濃厚)]
日は既に西へ傾いていたが、斜めに切り開くように部屋を横断していた。西日に支配されたここで私は彼に乗り、腰を揺らして喘いでいる。
細かな埃が私たちのため息で巻き上げられ、空気の中に点在し、粉っぽく輝いている。光の帯に目を奪われていた私は。
「やすむなよ」
思いっきり突き上げられた。身体の内部が鈍く軋む。子宮校が悲鳴をあげた。だがそれはじきに甘い蜜となり彼に滴り彼を濡らす。湿った音は私と彼だけの共通言語だ。
季節は日差しに力を与えていた。皮膚の上に移動してきたそれは、じりじりとのたうち。私は彼の上で跳ね、尻を回して締め付ける。私の中で熱を持ち、力強く。だが自由勝手には、させない。
彼はうめく。その低く細い声とはウラハラに、腰は激しくうねっている。やることがエゲツないんだよ、と奇妙な憤りを覚えながら私は昇っている。天国への階段か地獄の逃避行かはわからないけれども。ああ。身体がゆさぶられる。でも、私のせいじゃない。彼のせいでもない。部屋の温帯低気圧度が急上昇していくのは、日差しの位置が変化したゆえだろうか。
私の腕を彼がつかむ。引き寄せられて、すべてが終わる。
私たちの一日は、されどこれからはじまる。「でかけるぞ」
リハビリシリーズ。味薄目。
by 瑠璃子 (2006-06-08 00:07)