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2月の映像夜間中学 [映像夜間中学への旅(映像夜間中学レポ)]

学長到着まで、フランスのアニメーション映像?を見せられる。アニメと実写のモンタージュのような映像(学長の話しでは、どうやらこの作品のパート2が製作されるらしく、学長もその製作素材として亀一郎の写真などを送ってみたとのこと)。
2040頃、学長到着。佐川さん関連で用事があったとのこと。佐川さんといえば、先日、上機嫌なファクスが来た。週刊新潮の「あの人は今」的な記事に載ったことだった。佐川さんの場合、無報酬(タダ)で「人殺し」なんて書かれると怒るが、それなりに金がもらえると喜んで記事をOKする。

■そこからまた例のアノ人の話題へ。学長は、例のアノ人を「ある意味、男らしいといえば男らしい。怪文書配る時も、普通はそういうものは匿名で出すのに、アノ人の場合は自分の連絡先をキチンと書いている」と評価されていた。納得。

■その話題から「マヌケと慢心は違う」というお話へ。「夜間中学に何回か来ている人は、同じビデオを見ると「あ、またこれか」と思っちゃう人もいるだろうけど、それはどうだろうか。自分などは、何回見ても新たな発見がある。だから『あ、またこれか』と思う前にまずはみる」とのこと。

■やがてライブドアの堀江社長の話になる。「最近ホリエモンが話題になっているが、自分のユーモアの範囲とは異なる。神田さんという講談師が怒りの記事を書いていたが、自分はそうは思わない。ホリエモンがいいか悪いか、ホントはわからない。人の世の基準は変わるものだ。オレはこういう時だからこそ、正義の味方ホリエモンというべきなんじゃないかと。掟破りも良いが、間違えると慢心の方へいく」

■「なんだか、相田みつをモドキが最近多いネェ」と学長。「相田みつをはじいさんになって縁側で茶を啜りながら見て見りゃイイ言葉だななんて思うけど、若い奴がそれをやっちゃいけない」なんとなく相田みつをの連想としてオフコースの話しに。学長の知人で会社社長やっている人から聞いた話らしいが、会社で社員がこっそりCDを焼いていた。社長がふとのぞいて「何焼いてるんだ?」と聞いてみた。社員は「オフコースです」と答えたらしい。そこで社長は「そんなオフコースなんか聞いてちゃダメになるよ」と説教したそうだ。よく、DQNというかヤンキーというかああいうヤツがHIPHOPをがんがんかけながら黒い車で爆走していたりするが、学長曰く、そういう人は怖くないとの由。「一番怖いなと思うのは普通のおとなしい会社員が、オフコースをガンガン大音量でかけまくっていることです」含蓄のあるお言葉だ。

■「『分際(ぶんざい)』ってのはすなわち『役者が違う』あるいは『~の星の下に生まれた』という言葉と言い換えてもよい」と学長はおっしゃる。「これから見るビデオで、(例のアノ人は)まさしく役者が違う。オウムと話し合っているが、人を使う側の人間としての役者だな、と思う」

■ビデオでは、アノ人とオウム(アレフ)の荒木広報部長、あともう一人のオウムの男性(名前役職失念)司会の女の子が映っている。「この町においてください」という歌を披露。その後座談会。荒木氏に対し「オウム止めればいいのよ」などともの凄いことをいう。座談会として成立していないのだが、そのうけている荒木広報部長のなんともいえない疲れ切ったうんざり顔がステキ。どうにもまとまりがない座談会が無理矢理打ち切られ、アノ人の唄。その一節「カラスとオウムがともに飛び立つ~」というくだりに神をみた!根本学長は「さんざん勝手なことをしゃべったあとにいい気になって歌う歌がまたいいんだな。さっき見るたびに発見があるといったけれど、どうも見れば見るほどわからなくなっていく感じだ。ひとりひとりが主役!ってよくいうけど、これ見てわかるとおり、、そうじゃない。戦うなら戦う、傍観者なら傍観者。それぞれの役割に徹するべきだ」

■そこで矢沢永吉「ランアンドラン」の映像。暴走族(珍走団)が「俺も暴走族頑張るから永ちゃんも頑張れ」という声だけながした。俺も頑張らなきゃイケナイ、と学長。

■池玲子が出ているポルノ映画の予告編。「現代ポルノ伝 先天性淫婦」。画面を埋め尽くすsex の文字が笑える。

■神戸造形大学の先生、相原さん?と座談会で5時間エロ話に終始した話題へ。「エロ話の話芸の最高峰はユンさんなんだけど、そういう話芸ではないエロもいいんだな。ユンさんが講談とか落語なら、相原さんはパンクだ。エロ話のパンク」その一節が読み上げられる。『クロールとスペルマは似てる!』という下りにまたしても神を見る。ひとしきり読み上げたあと、学長は「しかし単なるエロ話ではなく、批評性を感じる。クリエイティブなエロ話だ。自分もそんな感じを目指したい」

■水木しげる先生が出てるビデオ。インド人の留学生がお化け妖怪とはなんぞやと史跡を巡ったりしている。そこで妖怪といえば水木先生というわけで御大登場。「アノ人と水木先生は同じ調布に住んでいるが、お互い相手が見えない。違う宇宙をお互いに生きている。マヌケの時にはオバケとしてすぐ抜けてくれるが、慢心していると、それは魔物になる」

■「この夜間中学をなんでやっているのかは、何度でも改めて考える必要があるから。結局は慢心しないように、ということかな。ということで、これも何度か見ているが…」と流されたのはコレしかない!安藤昇の主演映画の挿入歌『黒犬』の映像。またもや「小僧、糸のないギターを弾いてくれ」を見る。「この5年続けてきたのは、みんなに慢心しないようヒントになればと思って」とのことだった。

■最後に超弩級のビデオが流される。ウェザーリポートのウェイン・ショーターが某信濃町に関係する宗教の信仰を告白するビデオ。ウェインと妻は生まれた娘が病気だったこともあり、ハンコックに誘われ、某学会へ。ところがその後、娘は死亡、妻も飛行機事故で亡くなっている。ここで後ろの客席から「だめじゃん」という声がぽつりと漏れた。ウェインはそれでも、自分は信仰のおかげで死んだ彼女達ともつながっている、と信仰のありがたさを吐露している。信じる者は救われるんだなあ。

最後に、「自分の心に神をもて」という勝新のマイウェイ映像にて終了。


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